自力高血圧改善セカンドステップ「糖質制限の目的と効果をまず理解」
自力高血圧改善のセカンドステップは糖質制限の実践です。
実践にあたってまず『糖質制限の狙いと効果』を理解して下さい。
糖質制限を実践する狙いは、もちろん肥満解消にあるのですが、
糖質制限による体質改善の目的もあるのです。
私は、脳内出血で入院していたときに多くの若い人が脳疾患を発症しているのを見て
何かがおかしいのではないかと思うようになりました。
日本人が3食ご飯を食べることができるようになったは、
明治に入ってからだそうです。戦後はアメリカの影響もありパン食も増えてきました。
今の時代は、食べることのできない食材はないという飽食の時代です。
考えてみて下さい。ご飯、パン、麺類、果物、お菓子、缶ジュース、炭酸飲料等
糖質を多く含んだ食材を昔に比べて食べるように変化してきたのではないでしょうか。
そして、2人に1人はガンになり、糖尿病や高血圧の人は数千万人ともいわれ、
若い人たちにまで生活習慣病が広がっています。
もちろん食事ばかりが要因でなく、空調や運動不足も問題であると思います。
しかし、三食直接食事から栄養分をとる必要がある人間にとって食事は、
人間の本能でもあり、体を作る元になる大切な営みです。
西脇先生の著書によれば
糖質を断つことで多くの難病を治すことができると書かれています。
【糖尿病】
糖の過剰摂取によって使いきれず余った糖質が体脂肪になり、
体脂肪がインスリンの働きを邪魔し、インスリンの働きが悪くなった病気です。
【高血圧】
糖の過剰摂取によって増えた体脂肪が、腎臓にある塩分の排泄機能を阻害することや
糖の過剰摂取で糖尿病と同じように高インスリン状態になり、↓
インスリンの興奮作用によって交感神経が緊張状態となるために血圧が高くなります。
どちらの原因も、糖の過剰摂取によるものであることは間違いありませんから、
断糖することが高血圧治療改善の対策になります。
【ガン】
現在の日本人に2人に一人はガン患者です。3人に一人がガンで亡くなくっています。
ガン細胞は、主にブドウ糖を栄養源として増殖します。
炭水化物などの糖を摂取するということは、
がん細胞にエサを与えて、大事に育てているようなものです。
【動脈硬化】
コレストロールの摂り過ぎによるものと言われています。
ただここで問題なのはコレストロールが血管に沈着することです。
糖によって血液中の細菌が一気に増加し、細菌は血管の内壁に傷をつけます。
その傷にコレストロールが引っかかって沈着、動脈硬化が始まりそして促進されます
【アトピー性皮膚炎・花粉症・リウマチ】
いずれもの病気も自己免疫性疾患と呼ばれ、治すことが難しい病気と言われています。
免疫力が過剰反応することが原因で、
免疫力のバランスが崩れる原因の一つに自立神経の乱れがあります。
糖を摂取すると血糖値があがり、
人間の体は血糖値を下げようとしてインスリンというホルモンが大量に分泌されます
インスリンは心身を活動させるための交感神経を刺激します。
三食とも糖を摂取することによって交感神経が常に緊張状態になり
免疫力は簡単にアンバランスな状態に陥ることになります。
このように糖の摂取を控えることによって、多くの難病に効果があります。
自力高血圧改善の他にも糖質制限の効果があることを理解していただけたら
糖質制限を実践する気持ちも強くなり、継続していくことができると思います。