愛犬とのさよならは避けて通ることはできません。
初孫が無事に産まれて嬉しいことなのですが、
17年家族として一緒に暮らした愛犬がもうすぐ旅立とうとしています。
5月の連休に帰省したときには、まだ私を認識できたり、
ゆっくりですが散歩に行くこともできていました。
帰ると玄関まで飛び出て顔をなめてくれていたのですが、
この度帰省してみると、自分で水を飲むことも食べ物を食べることもできず、
自家製ゲージの中を、ただグルグル回るばかりで、ヨロヨロして囲いにぶつかったり
疲れると死んだように寝ることを繰り返すだけになってしまいました。
あんなに活発で身軽に椅子に飛び上がっていたのがウソのようです。
17年前、高校一年生の息子が可愛がっていたビーグルを交通事故で突然亡くしたので
すぐにペットショップに行って家族となったミニチュアピンシャー(ミニピン)です。
この度出産した娘が選んで、「チャッピー」と名付けました。
プライドが高くなかなかなつきませんでしたが、とても賢く
いつのまにか家族の一員になっていました。
よく家族の食べ物を盗み食いして息子に怒られていました。
運動神経がよく椅子に飛び上がって
テーブルの上の食べ物を捕ろうとしていたのが昨日のようです。
その間に飼ったダックスが事故でなくなったりしましたが、
チャッピーは元気で、どうやら我が家で天寿を全うしてくれそうです。
妻が食べ物を食べさせて水を飲ませて世話するのが大変です。
もう次の正月に帰省した時には会えないかもしれないので、
私からも最後と思い、水を飲ませて食べ物を食べさせてやりました。
「ありがとうチャッピー、楽しかったよ。我が家にきてくれてありがとうね。
長い間一緒に暮らせてうれしかったよ」と声をかけて家を後にしました。
★「いつかまた会えるよね。チャッピー」★
生まれてくる命があり、旅立たなければならない命があり、
人間の力ではどうにもできない大きな流れの中で
私たちも動物も生かされているのだと改めて感じています。
犬や猫の平均寿命は15、6年ですから人間より早く亡くなってしまいます。
家族として過ごせるのはごくわずかな時間です。
もちろん人間の命と比較はできませんが、同じ大切な命です。
もう一匹「ランちゃん」というダックスがいますが、障害を持った犬です。
私が障害者なので、ペットショップで返却されて段ボールに入れられていたので
かわいそうになり引き取ってきました。
ネコの「クロちゃん」は、生まれてすぐ捨てられて死にそうだったのを
長男が偶然みつけて家に持ち帰り、妻が蘇生させました。
とても小さかったのですが今はすっかり大きくなりました
何かしら理由があって我が家にきてくれたのです。三匹とも黒色です。
おかげで、人間の病院代よりペットの病院代の方がはるかに多い状態です。
私は、不在ですので家族としてできる限りのことをしている妻に感謝するばかりです。