断糖食・糖質制限食・カロリ-制限食、自然食(玄米菜食)についてどの方法を取り入れたら良いのでしょうか
自力高血圧改善のため、食生活に関する4冊の本を読みました。
それぞれ考え方が違っています。
①【断糖のすすめ】 ②【主食を抜けば糖尿病は良くなる】
⓷【お金いらずのダイエット】 ④【ガンも治る自然医食】
①、②は糖を毒・肥満・生活習慣病の原因ととらえ、
カロリー制限よりも断糖あるいは糖質制限を推薦しています。
主食であるご飯、麺類などの炭水化物をやめ、
糖を断つことによって、健康を取り戻そうという考え方です。
また、人間はもともと肉食だっという説です。
食生活に関する新しい考え方だと思います。
③、④は玄米菜食を推薦しています。
玄米を食生活の中心にとらえ、玄米の栄養素と野菜中心の食生活で
カロリ-制限を行い、また玄米によってガンさえ治るとも記載されています。
肉食や牛乳、卵などの食品については批判的です。
従来からある一汁一菜のような食生活を推薦する考え方です。
糖に対する視点は全くありません。
また日本人は欧米人と違ってもともと農耕民族なので、
米、野菜を中心した食事を摂るべきだという説です。
それぞれ根拠や事例が書かれており、
いずれの主張も間違っていないのかもしれません。
しかし、どの考え方を取り入れるかによって
私たちの食生活はまったく違ったものになります。
私は、現代の日本には、昔にはなかった糖尿病・高血圧・ガン・心臓病が
数多く発生し、成人病といわれていた病気が
若年層にまで広がりをみせている現状を顧りみると
交通手段の発達、冷暖房完備など外的な要因も多く存在しますが、
やはり今の食生活に問題があるように思えてなりません。
体を動かす機会の多かった明治~昭和初期までは、
糖尿病などの生活習慣病が少なかったのは、
主食の糖も十分消化されていたと思われます。
当時は、白米でなく玄米にすることが健康維持に必要なことだったと思います。
しかし、これだけ体を動かすことが少なくなった現代社会では、
当然環境に合わせて、食生活に対する考え方も変化すべきだと思うのです。
昔の人には必要な栄養素であった糖が、
今では毒になっているのではないかと私も思います。
以前脳内出血で入院したときに、若い人に脳疾患の患者さんが多いのには、
本当にびっくりしました。
もしかしたら、彼らの脳疾患の原因の一つに糖の過剰摂取があるのかもしれません。
飽食の時代であり、運動不足や冷暖房完備により、消費されるエネルギーは
昔に比べて格段に少なくなっている時代に適合した食生活を身につけることが
大切なことだと思います。
それぞれの時代に適した食生活に変化していくべきだと思います。
私は、糖の過剰摂取を防ぐことが一つの方法ではないかと考えます。
特にこれから、子供を育てていく若いお母さん方には、
家族の食生活について、ぜひ考えていただきたいと思います。