降圧剤の服用・副作用について考える機会がありました。
最近は、自力高血圧改善のために糖質制限やヘルストロン治療を実践しているので、
降圧剤の副作用について考えることが少なくなっていました。
今日、NHKで降圧剤による高血圧治療についての番組が放送されていました。
またネット検索したら、脳内出血体験者の方が脳内出血の再発が怖いので、
「降圧剤に副作用があっても絶対に降圧剤をやめない」という記事をみつけました。
私も脳内出血経験者なので、「副作用があっても絶対に降圧剤をやめない」
という気持ちはよくわかります。
脳内出血体験者にとって、何より再発することが一番怖いことです。
私ももちろん二度と味わいたくありません。
ブログの方は、文章だけからですが、私よりも症状は軽く
後遺障害も残っていないように感じました。
しかし、脳内出血の体験は非常に強烈だったのでしょう。
また脳内出血を発症するくらいなら、
降圧剤を継続服用するべきという強い意志が感じられました。
多くのブログやサイトでは、降圧剤の副作用や減量や休薬をすすめていますので
ここまで降圧剤の服用を肯定する意見は珍しいと思います。
私は、次のように考えています。
1,脳内出血の原因は、はっきりわかっていません。
私は、脳内出血発症して入院した時にまず医師に発症の原因を尋ねましたが
明確な回答はありませんでした。
高血圧が原因で必ず脳内出血が発症したのなら、私も降圧剤を継続服用します。
高血圧以外にも原因があるのではないでしょうか。
2,脳卒中の中でも脳内出血の占める割合は低い
以前調べましたが、脳卒中の中で脳内出血は15%くらいです。
8割は脳梗塞なのです。降圧剤を継続服用することによって、
脳梗塞を発症する可能性が高まるのです。
脳内出血は防止できても、脳梗塞を発症したので何にもなりません。
3,降圧剤は、高血圧の治療薬ではありません。
人間は楽な方に流れるものです。降圧剤を継続服用し血圧管理だけしていたら
問題ないと考え、高血圧を改善するために、
生活習慣の見直しなどに取り組まなくなるおそれがあります。
4,降圧剤の副作用の怖さ
降圧剤の副作用の本当の怖さは、確かな実験データがないということです。
脳内出血は回避できても、脳梗塞ばかりでなく、
ガンや認知症などを発症させるリスクが高まったのでは、本末転倒です。
▼私の結論
誰も予測できないことですから、降圧剤を長期継続服用するリスクと
脳卒中発症のリスクのどちらを優先させるか判断することだと思います。
脳卒中を体験されていない方で血圧が高い方は、
降圧剤に頼らないで、生活習慣を見直し自力高血圧改善を考えるべきだと思います。
脳卒中体験者で血圧が高い方は、降圧剤を減量しながら、
さらなる自力高血圧改善の努力が必要です。
降圧剤を従来どおり継続服用していたのでは、
血圧値が改善されたかどうかわからないと思います。
脳内出血体験者の方からみれば、私の考え方・やり方は
無謀なことかもしれません。
しかし、私は自力高血圧改善を決意することになった
「高血圧は薬で下げるな」
この本との出会いを大切にしたいと思っています。