降圧剤をいくら服用しても高血圧を治すことはできません
昨年末から、自力高血圧改善を曲がりなりにも8ヶ月実践し、
病院の血圧測定では何とか正常血圧となった体験から改めてわかったことは
「降圧剤では高血圧治療はできない」ということです。
降圧剤にできることは、ただその時の血圧を下げることだけです。
その時だけですから、当然薬の効果がきれると血圧は再び元にもどります。
病院では、一般的にこの繰り返しを高血圧治療と呼んでいるのです。
以前自力高血圧改善を始めた時に高血圧・降圧剤の副作用について自分なりに調べて
高血圧になったのは高血圧になるだけの理由があったのです。
❶肥満により血液を送る部分が増えた
❷食生活の偏りにより血液の粘性が上がった
❸ストレス過多のため脳に多くの血液が必要になった
❹動脈硬化により血管の断面積が小さくなった
❺加齢による付着物のため血管の中が狭くなった
上記のような理由により、栄養や免疫機能などを運ぶ血液を
従来どおり体のすみずみまで送ろうとして
心臓は勢いよく圧力を上げて血液を送りだすために当然血圧が高くなるのです。
原因に対して何ら治療をすることなく、降圧剤によって血圧だけを下げると
血液が隅々まで行きわたらなくなると、
いったいどのようなことが起きるか想像してみてください。
- 栄養や免疫機能が体のすみずみまで行きわたらなくなります。(癌のリスク増)
- 脳梗塞を発症する可能性が増します。 (狭くなった血管を圧力を下げて粘性の高い血液を送れば血管の中で血液が詰ま るリスクが大きくなります)
高血圧の要因を改善しないまま、一時的に血圧だけを下げても
一生降圧剤を飲み続けなければなりません。
そればかりか降圧剤は、人間の自律神経にまで作用して血圧を下げるので
長期間服用するとどのような副作用がでるのか、未だはっきりとわかっていません。
このような高血圧のメカニズム・降圧剤の副作用を知れば、
いつまでも降圧剤による高血圧治療を続けようとする方はいないと思います。
本来は、病院で「高血圧のメカニズム・降圧剤の副作用リスク」
患者さんにきちんと説明して、降圧剤で血圧をコントロールしながら
高血圧の要因を取り除いていく治療を行う必要があると思うのですが、
残念ながら一般の病院でそこまでの見識を持った医師は少なく、
私の体験では、降圧剤を処方することが高血圧治療だと考えている病院でした。
病院が、本来の高血圧治療に方向転換しようとしないのは、
降圧剤の年間売上高が1兆円にもなろうかという医薬業界の影響もあるのでしょう。
私は、自力高血圧改善を実践して病院や薬に頼るばかりでなく自分自身で、
病気の原因をはっきり理解して、適切な対応をとる必要があると痛感しました。
そのための知識や方法は、現代では本やINから比較的容易に得ることが可能です。
次回から考えてまいります。