「食事・運動・精神」三位一体の協力体制の中のゆとりある精神について考えてみました。
「食事・運動・精神」三位一体の中でゆとりある精神を維持することが、
もっとも難しいことだと思います。
食事や運動については、ある程度本人の努力によって維持できると思います。
しかし、「ゆとりのある精神」
常に感謝の気持ちを持ち続け、無理のない自然の流れに沿った生活をする
このことは、本人の努力だけで維持できることではないと思います。
もって生まれた性格、家庭環境、経験によって出来上がったその人の人格が、
グレードアップしなければ、常に感謝の気持ちを持ち続けることは難しいものです。
私も自分自身を振り返って、脳内出血を発症して身体障害者という体験のおかげで、
わかったことがたくさんありました。
いえ、身体障害者にならなければわからなかったと思います。
脳内出血を発症するまでは、自分が努力することによって人生を切り開いていくのが
正しい事だと思い込んでいました。もちろん、間違ってはいないと思いますが、
若かったせいもあり、ただがむしゃらに前に進もうと考えていました。
そこには、周りの人の気持ちなどを考える余裕はありませんでした。
仕事ができない人を叱咤し、なぜできないのか追及ばかりしている嫌な人間だったと
思います。一生懸命努力もしましたが、張り詰めた風船のような
精神状態が長続きするはずがありません。
今度はできなくなった自分を、自分自身で攻撃するようになってしまいました。
その結果が脳内出血だと思っています。周囲は飲み過ぎだと言いますが。
私は、専門学校を卒業して最初に就職した会社で躓いて、
ずいぶん回り道をしてしまいました。
自分の人生を何とかしようと独学で勉強して資格を取り、
その資格を生かせる会社に就職することができました。
資格ばかりでなく、自己啓発も必要だと考えて多くの本も読みました。
最初に出会った本が、船井総研の創業者である船井幸雄さんの著書でした。
最近の著書ではなく、古い本になりますが面白く夢中で読んでいました。
「この世で起きることは全て必然・必要・ベスト」
この考え方は、今でも私の考え方のベースになっています。
(続きます)