降圧剤の中でもっとも問題の多いカルシウム拮抗剤について
「高血圧は薬で下げるな」より
今、数量的に日本で一番多く使われている降圧剤がカルシウム拮抗剤です。
私も2種類処方されていました。
日本で唯一の疫学調査データから、
がんを誘発させる可能性が否定できないという結果がでています。
▼がん誘発の根拠
血管細胞を収縮させる平滑筋の収縮には、カルシウムが大きくかかわっています。
血管を収縮させるためには、
細胞の外から内側にカルシウムイオンが流入する必要があります。
カルシウム拮抗剤はこの流入する道(カルシウムチャンネルといいます)
に蓋をして、カルシウムが細胞内に流入するのを防止し、
平滑筋が収縮するのを防ぎ血管を拡張させます。
ところがカルシウムチャンネルは、
平滑筋だけでなく、体中の全ての細胞に存在しています。
カルシウム拮抗剤は、他の細胞のカルシウムチャンネルにまで蓋をすることになり、
細胞が本来持っている機能を発揮できなくなる危険性があるのです。
なかでももっとも問題なのが、免疫細胞の不活性化です。
免疫細胞は、ウイルスや体内に常に出現しているがん細胞を
見つけ出して退治する働きを持っています。
カルシウム拮抗剤の服用により、免疫細胞の活力が低下するため、
通常なら退治していたがん細胞を見逃してしまうのではないかという
懸念があるのです。
▼おおきな問題
カルシウム拮抗剤には、むくみが起きやすい、少し脈が速くなる、
便秘しやすいなどが副作用があるのですが、
さしあたり、重大な副作用はないと思われています。
しかし、長期的にもっとも問題と思えるのは、
がんができやすくなることです。
まるで、抗がん剤と同じ作用だと考えれば理解できると思います。
抗がん剤が他の健康な細胞まで攻撃し、
ガンは治っても他の病気で亡くなってしまうのと同じように
高血圧症を治療するために、
カルシウム拮抗剤が他の細胞まで攻撃してしまい、
ガンになり結果的に高血圧は下がってもガンで死亡してしまうのです。
抗ガン剤については、皆さんよくご存じだと思います。
降圧剤(特にカルシウム拮抗剤)も同様だと考えていて間違いないと思います。
しかも、死因はガンですから、
降圧剤の副作用のためなどという研究結果がでるはずもありません。
根本的に大きな問題がある薬だということを忘れないで下さい。
また少数意見だとしてもこのような問題のある降圧剤が
最も大量に処方されているという現状に憂慮せざるをえません。